漫画本を立て続けに二冊、夢中になって読んだ。
何十年ぶりだろう。恐らく中学の時以来だと思う。
『ニコニコ日記』
話しの内容は、子供を愛せない母親のもとに生まれた一人の少女ニコ。
彼女は、長い間母親の実家に預けられてきたが、実家の祖母が亡くなった後、
今度は母親のマンションで一人置き去りにされる生活が続く。
ニコは8歳で大人を信頼しない「笑顔」のない子供になっていった。
ところがある日、三十路の独身ライターケイと出会う。
母親と過去に仕事の関わりがあったというだけで、突然ニコを押し付けられたケイは、
困惑しながらも、やむを得ず預かる事になってしまった。
ほんの数ヶ月の協同生活のなか、ケイは自身の心の弱さや葛藤と闘いながらも
ニコと真剣に向き合っていく。
やがて、少女の心が少しずつ溶けていく。
ケイは血のつながりや愛というものについて深く考え、
ただ、少女に心からの「笑顔」を取り戻させるため、
その「笑顔」を守るためだけに奮闘していった。
全部は読みきれなかったが、そんなストーリーだ。
私の子供が男の子だが丁度8歳。
川崎のスポーツ施設で友達と遊んでいる間のわずかな時間、
私は、笑ったり泣いたりしながら夢中でページをめくっていた。
(

う〜続きが読みたい)
折にふれ子供の「笑顔」や「笑い声」については、深く感じる事があり、
何十年ぶりかに手にした「漫画本」は、私を少し優しくしてくれた。
その夜、「八時だよ!全員集合」のスペシャル番組を観て子供が大笑いしていた。
8歳の男の子のまだまだ幼くあどけない笑い声。
喉の奥でころころと鈴が鳴るような声。
本当に楽しくてしかたがない!可笑しくてたまらない!
そんな風に、心から笑っているのがよくわかる。
その声を聞いていると、なんとも言いようのないほど心が満たされる。
息子にそっと心のなかで話しかけた。
「ママも子供だった頃、そう言えばこの番組であなたのように笑ってたよ。
楽しくて、可笑しくて……。
でもね、大人になるとね、そんな風に無邪気に心から笑うことがとても少なくなってしまうよ。
大げさかもしれないけれど、もしかすると数えるくらいしかなくなってしまうかもしれないよ。
協調、照れ笑い、苦笑い、愛想笑い、冷笑、あざ笑う…。
なんだかこうして、余計なものがいろいろついてくる事が多かったりして(^^:)
だから、今は思い切り笑って、出来るだけたくさん心から笑って、
めいっぱい力いっぱい子供を楽しまなくちゃね。」
子供の笑顔や笑い声。
人を優しくし、いっしゅんで幸せにできる、魔法のような音です♪
「ニコニコ日記」のケイちゃんのように、
これは、何があっても守らなければいけない!
改めて意を決した一日となりました。
posted by 悠(ゆう) at 13:44|
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