更新をお休みしてから、
早一年以上も経過してしまいました。
それは、ページをスクロールすることで、
母の存在を鮮明に感じてしまうからでした。
私の弱い心は、まだまだそこを受け入れられず、
目を背け、避けて過ごすしかなかったのです。
先日まで放送されていた、重松清さん原作の
日曜劇場「とんび」の中で、主人公「やっさん」が
エプロン、スリッパ、買い物籠……など、
亡くなった妻の面影を彷彿とさせる全ての物を、
徹底的に捨ててしまうシーンが印象的でした。
そして、ひどく共感できました。
人はあまりにも辛い別れに接したとき、
前を向くために、泣きじゃくる自分の心と一緒に
力尽くで大切な物を切り捨てていくしかない時が、
あるのだと思いました。
それでも、
ブログを開けないままだった弱虫の私に、
励ましのメールを下さった方、
暖かくお声をかけて下さった方、
今でも覚えていて下さる方、
本当に嬉しいです。ありがとうございます。
その度に、私は幸せものだと実感しておりました。
また、少しずつ更新して参りますので、
お時間があれば是非、
今まで通り覗いていただけると嬉しく思います。
悠