大田区民ホールで行われたクリスマスコンサートに、
息子の友達と、そのお母様にお誘い頂き、
NHK東京児童合唱団の歌を初めて生で聴く事ができた。

元より、子供の話し声、笑い声、歌声は大好きなので、
感動するのは間違いないのだけれど…
案の定、隣でやや退屈そうな我が息子を尻目に、
どっぷりと自分だけはまってしまった^^;
その中で、ひとつ勉強になった話と、
とても感動した曲の事をお話させて頂きたいと思う。
勉強になった事というのは、
音楽家なら周知の事実なのかもしれないが、
「チェレスタ」という楽器。
誰かが


本当にそんな修飾がぴったりの音色を奏でる楽器だと思う。
1891年、
「チェレスタ」が発明されて、まだ5年に満たない頃のこと。
チャイコフスキーは演奏旅行の途中で
フランスのある楽器店に立ち寄った。
この時初めて「チュレスタ」を見たチャイコフスキーは、
あまりの音色の美しさに創作意欲を掻き立てられ
早速購入の手配をするのだが、楽器店の店主に宛てた手紙に、
「この楽器を誰にも見せないで欲しい。
特に○ムスキー、○ルサコフ、○ラズノフに
(○にする意味があるのか?^^;)
自分より先に使われたくない」
と店主に念を押すように書いてあったのだそうだ。
このエピソードをコンサートで初めて知った私は、
チャイコフスキーの「ちぃちゃい」部分を覗いたようで可笑しかった。
そして何より感動したのは、
一曲目の「クリスマス」作詞:谷川俊太郎サン/作曲:林光サン
子供達の澄んだ歌声で「ねえ神様、ねえ神様」
と歌われるフレーズが印象的で、のっけから涙腺が緩んだ(;;)
暗く寒い馬小屋から、地球の裏側を思い描く詩の深さ、
そのスケールの大きさにただただ感動した。
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あなたの降らせたまぶしい雪を
どろんこ靴で ふんづけちゃった
ねえ神様 ねえ神様
わたしをきらいにならないで
お祈りしたって 返事をしない
宇宙の果てで 昼寝している
ねえ神様 ねえ神様
わたしをきらいにならないで
みんながわたしをいじめる時は
あなたのことを考えてるの
ねえ神様 ねえ神様
わたしをきらいにならないで
馬小屋の中は 冷たく暗い
ここは明るく 汗ばむくらい
ねえ神様 ねえ神様
わたしをきらいにならないで
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あぁ…谷川俊太郎さん。。
BIGBELLと同じくらい(?)
とってもとっても愛していますぅぅ☆うふ

