9月26日(日)
二日間の栃木取材で、
憧れの女性に初めてお会い出来た。
99歳の詩人として、
今や「時の人」となられた柴田トヨさん。
新聞に、雑誌に、テレビにと、
引く手数多の日々に、
私たちも約2時間、貴重なお時間を頂戴する事が出来た。
行きの道中、同行したプロデューサーが
「人間は90を超えると神様の域に達するらしい」
と話されていたが、
確かに、挨拶を交わしたときの満面の笑みには、
本当に神々しい輝き

お疲れにならない程度の量(質問)を考え、
様々な話を聞かせて頂いたなかで、
14日の朝刊に掲載された新しい詩「競馬」の話があった。
息子さんが嗜まれる競馬を、
テレビで見ていて生まれた作品なのだろうか、
その詩についてトヨさんは仰る。
「私は先に行く逃げ馬よりも、
最後の最後で馬群を抜いて躍り出る『追い込み馬』が好きなんです」
なるほど!

65万部を超える大ベストセラー

日販ブックランキングで第1位の本としても紹介されている。
「今がいちばんしあわせです」
と微笑む99歳のおばあちゃまは、
今まさに、先頭に躍り出た「追い込み馬」宛ら、
ものすごい勢いでトップを走っておられる。
本当にすごい!すごいなんてもんじゃない


帰り際、
「また来てちょうだいね。私は人が来るのが好きなのよ」
少し涙目でしっかりと手を握って下さった。
「ハイ!必ずまたお邪魔させて頂きますトモ。(;;)ウルウル」

写真は、
今発売中の人気女性雑誌【SPUR―11月号】に
トヨさんの記事が掲載され、
そのページをご覧になっているトヨさん。